（味噌　その２４）

○　「広島の人気店　ばくだん屋のらーめん　旨辛味噌　縦型」（エースコック）

　平仮名一文字の「ば」という文字が目につくカップ麺といえば広島の人気ラーメン店のばくだん屋。そこでお馴染みとなっている旨辛味噌が縦型カップとなりました。

　以前にどんぶり型のものをいただいたのですが縦型になるとスープが少なくなり麺も少し違ってくるので味が変わります。縦型になるとどんな味わいなのか楽しみですね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。豆板醤と味噌の合わさった辛そうな香りとともに真っ赤になったスープが目の前に現れました。

　早速、スープを一口いただきます。味噌の甘みと魚介の風味に豆板醤などの辛味が絶妙に合わさっているのがよく解りコクのある味わいなのに後味はスッキリしています。

　具はチャーシュー、挽肉、メンマ、モヤシ、長ネギの５種類。肉系が２種類入っているのが嬉しく、チャーシューは歯応えがあって薄めの味付で挽肉はスープに合います。

　麺はスナック麺タイプに近い形状となっていますが、思ったよりもしっかりとしたコシがあり、ちぢれていることによりスープともよく絡むので美味しくいただけます。

　汗がにじみ出てくるようなキレのある辛さなのに味噌の旨みと魚介の風味を楽しめるようなスープが特徴的な一品。縦型になっても美味しさへの追求を忘れていません。

○　「スーパーカップ　熟成味噌　味わえ、麺！」（エースコック）

　美味しくてお腹も満足することでお馴染みとなっているスーパーカップもガッシリ３Ｄめんとなって満足度がアップしましたが、新ガッシリ３Ｄめんとなって再登場です。

　新ガッシリ３Ｄめんとはガーリックとオニオンのうまみを厚みがアップした麺に吹き付けたというもの。今回、その麺と一緒にいただくのは熟成味噌仕立てのスープです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。本格的な味噌の良い風味が漂ってくるとともに、コーンならではの甘そうな香りもしました。

　早速、スープを一口いただきます。わりと濃いめの味わいとなっているといった感じで、味噌の甘酸っぱさと風味の良さやピリッとした辛さを楽しむことができますね。

　具は挽肉、キャベツ、コーン、長ネギの４種類。なかでもコーンはタップリと入っているので食感と甘さを堪能することができ、挽肉は淡白な味わいとなっています。

　麺はスーパーカップならではの３Ｄめん。うまミスト仕立てということでスープとダブルの美味しさを楽しむことができますが、味が重なると少し濃い味に感じます。

　旨味と風味のある本格的な味噌仕立てのスープとボリューム感のある麺の組み合わせが印象的な一品。ライスと一緒にいただくとさらなる美味しさを発見できそうです。

○　「大盛りラーメン　みそ」（トップバリュー）

　庶民の味方であるイオンのプライベートブランドといえばトップバリューなのですが、そのトップバリューのカップ麺に大盛りシリーズのみそが登場しました。

　大きいサイズのカップ麺が欲しかった。といった客の声に応えたものということで従来の縦型ヌードルより麺が３割増量されたということですが味の方はどんな感じか。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。粉末スープだけで終わるのかと思いましたが本格味噌のスープが入っていたのは予想外です。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりでピリッとした辛さもあり、本格的な味噌の風味もほのかな感じではありますが楽しむことができる感じです。

　具は挽肉、キャベツ、コーン、長ネギの４種類となっており、挽肉は練り物的な味わいといった感じで、コーンは食感と甘さが味噌スープによく合うのが解りますね。

　麺はスナック麺タイプとなっており、柔らかいのですがスープがしっかりと絡むので美味しくいただくことができ、ボリューム感は大盛りならではの満足感があります。

　ピリ辛みそのスープの美味しさとカップ麺ならではの麺をタップリといただくことができる一品。昔ならではのカップ麺をお腹一杯になるまでいただくことができます。

○　「味わいの一品　味噌バター風」（日清）

　縦型カップで手軽に味わいのある一品をいただくことができるということで様々なテイストが登場してきた味わいの一品シリーズから味噌バター風が出ました。

　バターの風味が効いたコクのある味噌ラーメンといったことがカップに書いてありました。相性がとても良い味噌とバターの組み合わせを気軽に楽しめそうな感じです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。もう少しバターの風味がしてくるのかなと思っていたのですがそれほどでもなく、味噌の風味もそこそこですね。

　早速、スープを一口いただきます。サッパリとした口当たりとなっており味噌らしい風味がなんとなくわかるといった感じでバターの風味は香り同様にそんなにしません。

　具は挽肉、キャベツ、コーン、ニンジンの４種類となっており、挽肉はしっかりと味付けされているのでスープによく合い、キャベツは食感と甘さがとても良いです。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、どちらかといえば細めですがコシの強さはまあまああるので喉越しが良くスープもよく絡むので美味しくいただけます。

　インスタントラーメンでよくいただくような味噌スープとコシのある細めの麺のコラボを楽しむことができる一品。もう少しバターの風味があれば良かったと思います。

○　「夢のＷコラボ　けいすけ×彩未　海老味噌味ラーメン」（マルちゃん）

　東京の名店である二代目海老そば「けいすけ」と札幌の名店である麺屋「彩未」がカップ麺でしか味わえない一杯を夢のコラボで仕上げてくれました。

　生姜の香りに海老の旨味が広がる、味わい深い海老味噌味ラーメン！といったことが書いてあります。お互いの良いところが一緒になったその味わいはどんな感じなのか。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜてから、最後にレトルト具材を乗せれば完成。味噌の甘酸っぱい香りと海老の良い香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。程良いラードのおかげでコッテリめの口当たりで口一杯に海老の風味が広がるとともに、甘辛の味噌の味わいがなんとも美味しいです。

　具は豚肉、メンマ、長ネギの３種類となっており、豚肉はレトルト具材ということでジューシーで本格的な味わい、メンマもレトルトなので風味と食感がとても良いです。

　麺は生麺に極力近づけた雰囲気があり、太麺ではないものの黄色くてちぢれているので札幌ラーメンっぽくなっており、芯がしっかりとしているので喉越しが良いですね。

　味噌と海老の旨味が一緒になったコクのあるスープと本格的な具材と麺を一緒にいただくことができる一品。生姜が入ることによって絶妙なバランスが保たれています。

○　「東北ご当地　仙台辛味噌ラーメン」（テーブルマーク）

　東北地方のご当地ラーメンをいつでもどこでもいただけるといった東北ご当地シリーズから、仙台のご当地ラーメンとしてお馴染みの仙台辛味噌ラーメンの登場です。

　仙台味噌を使用した特製辛味噌スープということできちんと仙台味噌を使っているというのが嬉しいですね。普段は味わうことができない味噌の旨さはどんな感じなのか。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。味噌の甘酸っぱいような香りとキャベツの甘い香りに加えて唐辛子の辛そうな香りがしました。

　早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に味噌の風味と甘さが伝わってくるのですが、直ぐに喉に染みるような辛さも解る感じで、予想以上の辛いスープです。

　具は挽肉、キャベツ、キクラゲ、唐辛子、長ネギの５種類となっており、挽肉はあっさりとした味わいでキャベツは甘さがスープによく合い、キクラゲは食感が良いです。

　麺はノンフライのちぢれ麺となっており、平たい形状をしていることもあってスープがよく絡むとともに、モチモチとした食感となっているので美味しくいただけます。

　甘くて辛い味噌スープの美味しさと食感が豊かな麺のコラボを楽しむことができる一品。額に汗がにじむようなキレのある辛さですが最後までしっかりと味わいました。

○　「究麺　濃熟辛味噌」（明星）

　独自の製法を用いて食感を突きつめた麺としてお馴染みとなっている究麺（きわめん）からコクのある辛味噌と麺のコラボを楽しめそうな濃熟辛味噌の登場です。

　味噌によく合う麺といえば札幌味噌ラーメンに使われていることが多い太めのちぢれ麺ですが、そんな麺となっているのかそれとも違う麺となっているのか気になります。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。甘辛そうな味噌とモヤシが合わさった香りが漂ってきて食欲をそそられました。

　早速、スープを一口いただきます。最初に味噌の甘さを味わえたと思ったら直ぐにピリッとした辛さを感じることができ、舌の上でとろけるくらいに濃厚となっています。

　具は挽肉、キャベツ、コーン、モヤシ、キクラゲ、ニンジン、ゴマ、長ネギの８種類。挽肉は大きめで薄味となっており、コーンとキャベツは味噌にピッタリの甘さです。

　麺はノンフライでちぢれた太麺ということで卵麺のような黄色がかった雰囲気が本格さを演出しており、コシが強いので喉越しの良さとモチモチ感を十分に楽しめます。

　味噌の本格的な風味と味わいのある濃厚スープと味噌スープにピッタリの食感豊かな麺のコラボを楽しむことができる一品。具材も豊富なので食べて満足する一杯です。

○　「小樽名店の味　らーめん初代　新味噌らーめん」（とかち麺工房）

　様々な地域の名のあるラーメン店の一杯を忠実に再現しているということでお馴染みとなっている名店の味シリーズから小樽の名店であるらーめん初代の登場です。

　小樽といえばラーメンというより寿司を目当てにしている観光客が多いのですが、そのような中で味が支持されているというのはかなりのものがあると思われますね。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて特製スープを入れてよくかき混ぜれば完成。味噌の甘酸っぱい香りが漂ってくるとともに魚介系の香りも少ししてくる感じとなっています。

　早速、スープを一口いただきます。程良いラードが入っているので滑らかな舌触りで濃厚でいてマイルドな味噌の味わいを楽しめるとともにピリッとした辛さがあります。

　具はチャーシュー、メンマ、モヤシ、長ネギの４種類となっており、チャーシューは薄めの味付けが味噌スープに合うといった感じで長ネギは大きめで甘さを楽しめます。

　麺は氷結乾燥ノンフライ麺となっており、滑らかな舌触りと抜群の麺のコシの強さを楽しむことができ、角ばっている形状が味噌スープとよく合うといった感じですね。

　甘さのある出汁の味わいと味噌の塩加減が絶妙に合わさったスープが心に残るような一品。寿司も良いけどラーメンも食べたくなる気持ちというのがよく解る一杯です。

○　「名店の味　らーめんてつや　みそらーめん」（サンヨー食品）

　名店と称されるくらいに美味しい一杯を提供してくれるラーメン店の味を再現していることでお馴染みとなっている名店の味シリーズかららーめんてつやの登場です。

　札幌味噌ラーメンの特徴といえば太くてちぢれた麺と濃厚スープなのですが、その特徴をしっかりと押さえつつさらなる美味しさを加味させたものとなっていそうですね。

　お湯を入れて５分。蓋を開けて麺をほぐしてから特製スープと液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。本格的な味噌の良い香りが漂ってきて食欲をそそられました。

　早速、スープを一口いただきます。ラードと味噌が合わさった濃厚な味わいになっており、生姜が効いているような風味の良さも伝わってくるような美味しさがあります。

　具はチャーシュー、メンマ、ワカメ、タマネギ、長ネギの５種類となっており、チャーシューは薄くてもジューシーな味わいでワカメは味噌にピッタリの風味があります。

　麺はノンフライで太めのちぢれ麺となっており、ツルツルな舌触りと喉越しの良さとともにモチモチとした食感を楽しむことができスープとの相性もなかなかのものです。

　濃厚でいて味わい深いのですが後に引かない飲みやすさとなっている一品。札幌味噌ラーメンを代表する一杯を自宅に居ながら手軽に味わうことができるのが嬉しいです。

○　「スーパーカップ　超みそバター味」（エースコック）

　美味しくてお腹も満足することでお馴染みになっているスーパーカップのコンビニ限定バージョンの登場。超みそバター味ラーメンということで超が気になります。

　特許製法で仕上げられたバター状ブロックとバターオイル入り黒マー油ということでバターづくしの味わいとなっていそうです。風味の良さに結構な期待感がありますね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて液体スープと調味油を入れてよくかき混ぜてからバター状ブロックを乗せれば完成。バターの良い香りがかなりの感じで漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間にバターと黒マー油と味噌の合わさった風味が口一杯に広がる感じで上手く表現できないくらいに濃厚な味わいです。

　具はコーン、キャベツ、長ネギの３種類となっており、キャベツとコーンは食感も良いのですが、味噌の風味とスープの味わいによく合う甘さとなっていて美味しいです。

　麺はスーパーカップならではの新ガッシリ３Ｄめんとなっており、麺自体に旨みが吹き付けられているので味わいが良く、モチモチ感とボリューム感も十分にあります。

　バターと黒マー油の風味の良さと濃厚な味噌スープの組み合わせは他では味わうことができない美味しさとなっている一品。超が付くのがよく解る味わいとなっています。

（味噌 その２４）

（味噌　その２４）